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PyQt5 メニューバー完全マスターガイド

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このチュートリアルは、PyQt5でメニューバーを作成およびカスタマイズするための包括的なガイドを提供します。基本的な実装から、アイコンの追加やチェック可能なメニュー項目を含む高度な機能まで、いくつかの例を通して説明します。最終的には、PyQt5アプリケーションに堅牢でユーザーフレンドリーなメニューを作成できるようになります。

目次:

  1. 基本的なメニューバーの作成
  2. メニュー項目へのアイコンの追加
  3. チェック可能なメニュー項目の実装
  4. サブメニューの作成
  5. キーボードショートカットの追加
  6. コンテキストメニュー

1. 基本的なメニューバーの作成

このセクションでは、PyQt5アプリケーションにメニューバーを追加し、メニューとアクションでそれを埋めるための基本的なプロセスを示します。「ファイル」メニューに「新規」、「開く」、「終了」オプションを追加する簡単な例を作成します。


import sys
from PyQt5.QtWidgets import QApplication, QMainWindow, QMenu, QAction

class MainWindow(QMainWindow):
    def __init__(self):
        super().__init__()
        self.setWindowTitle("PyQt5 メニューバー例")

        menubar = self.menuBar()
        file_menu = menubar.addMenu("ファイル")

        new_action = QAction("新規", self)
        open_action = QAction("開く", self)
        exit_action = QAction("終了", self)

        file_menu.addAction(new_action)
        file_menu.addAction(open_action)
        file_menu.addSeparator()
        file_menu.addAction(exit_action)

        exit_action.triggered.connect(QApplication.instance().quit)

if __name__ == "__main__":
    app = QApplication(sys.argv)
    window = MainWindow()
    window.show()
    sys.exit(app.exec_())

2. メニュー項目へのアイコンの追加

アイコンを追加すると、ユーザーエクスペリエンスが向上します。このセクションでは、メニュー項目にアイコンを取り込む方法を示します。


import sys
from PyQt5.QtWidgets import QApplication, QMainWindow, QMenu, QAction
from PyQt5.QtGui import QIcon

# ... (前の例からのMainWindowクラス) ...

        new_action.setIcon(QIcon("new.png"))  # アイコンのパスに置き換えてください
        open_action.setIcon(QIcon("open.png")) # アイコンのパスに置き換えてください
        exit_action.setIcon(QIcon("exit.png")) # アイコンのパスに置き換えてください

# ... (前の例からの残りのコード) ...

「new.png」、「open.png」、「exit.png」を実際のアイコンファイルのパスに置き換えてください。アイコンはPythonスクリプトと同じディレクトリに配置するか、フルパスを指定してください。

3. チェック可能なメニュー項目の実装

チェック可能なメニュー項目を使用すると、ユーザーはオプションをオンまたはオフに切り替えることができます。この例では、それらの作成と管理を示します。


import sys
from PyQt5.QtWidgets import QApplication, QMainWindow, QMenu, QAction

# ... (前の例からのMainWindowクラス) ...

        toolbar_action = QAction("ツールバーを表示", self, checkable=True)
        toolbar_action.setChecked(True)
        file_menu.addAction(toolbar_action)

        toolbar_action.triggered.connect(self.toggle_toolbar)

    def toggle_toolbar(self, checked):
        print(f"ツールバーの表示状態: {checked}") # ツールバーのロジックに置き換えてください

# ... (前の例からの残りのコード) ...

サブメニューを使用して、メニュー項目を論理的に整理します。


# ... (MainWindowの__init__内) ...
        edit_menu = menubar.addMenu("編集")
        undo_action = QAction("元に戻す", self)
        redo_action = QAction("やり直す", self)
        edit_menu.addAction(undo_action)
        edit_menu.addAction(redo_action)
# ...

5. キーボードショートカットの追加

キーボードショートカットで使い勝手を向上させます。


# ... (MainWindowの__init__内) ...
        exit_action.setShortcut("Ctrl+Q")
# ...

6. コンテキストメニュー

右クリックメニューを実装します。


# ... (MainWindowの__init__内) ...
        self.setContextMenuPolicy(QtCore.Qt.CustomContextMenu)
        self.customContextMenuRequested.connect(self.show_context_menu)

    def show_context_menu(self, pos):
        menu = QMenu(self)
        copy_action = QAction("コピー", self)
        paste_action = QAction("貼り付け", self)
        menu.addAction(copy_action)
        menu.addAction(paste_action)
        menu.exec_(self.mapToGlobal(pos))
# ...

この拡張されたチュートリアルは、PyQt5でのメニューバーの操作に関するより完全な基礎を提供します。pip install PyQt5を使用してPyQt5をインストールしてください。これらの例を拡張して、アプリケーションにさらに複雑で機能豊富なメニューを作成できます。

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